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信長協奏曲13巻(ネタバレ)感想~本能寺の変の黒幕は?~

信長協奏曲

13巻のハイライトは秘密の共有者が判明したこと

前にも書きましたが、タイムスリップものの楽しみ方として
タイムスリップして歴史を狂わしてしまったことで、どうやってその狂いを修正して
私たちがしっている歴史に辿り着くのだろう?と推理する楽しさがあると思います。
なので私は、
信長が成し遂げた偉業や信長が関わった事件
(桶狭間の戦い、長篠の戦い、安土城の築城、楽市楽座、宗教対応、など)を、
政治、歴史、経済などなど、なんも勉強した形跡のないサブローがどうゆう対応するんだろう?
と考えながら読んでます。
中でもクライマックス(本能寺の変)はどう描くんだろう?
というのが、個人的に信長協奏曲の一番の興味となっています。

13巻は、サブロー(現:信長)と明智光秀(昔:信長)が同じ顔をしていることが
おゆき、細川忠興に続き、森蘭丸、竹中半兵衛にも認知され、
秘密の共有者となったというのがハイライトだと思います。
この4人に秘密が漏れたことは、この物語において本能寺の変の核心を握るのが、
この信長、光秀を含む6人だということを示唆しているのは?と思うのです。

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信長協奏曲 本能寺の変の黒幕説

13巻では、本能寺の変がどのように描かれるかの布石があり、
自分なりにどのようなクライマックス(本能寺の変)になるか考えてみました。
その前に私が考えた「信長協奏曲 本能寺の変 黒幕説」3説を紹介します。

1.秀吉黒幕説
信長協奏曲では、当初から(秀吉が登場したとき)
暗躍が得意な秀吉という描かれ方から
「本能寺の変の黒幕=秀吉」説をとるんだろうな?と思っていました。

2.光秀単独犯説
本物の信長が光秀として現れたとき、
あれ?もしや、秀吉黒幕説ではない?と思い二つ説が思い浮かびました。
一つは光秀単独犯説です。
サブローが天下取りに王手をかけたことで、本物の信長は欲がでて、天下を取ろうと企てます。
再び入れ替わって周りにそれが分からなけば、事は済むのでしょうが、
サブローはサブローで天下に王手をかけたのは自分なので、入れ替わりを拒みます。
そこで利害関係が衝突し、本能寺の変に発展していくというもの・・・。

3.「信長黒幕」+「光秀=天海」説
本物の信長が光秀として現れたとき、もう一つ浮かんだのが「光秀=天海」説でした。
「光秀=天海」説は、家康黒幕説と一緒に語られることが多いですが(そうしないと辻褄が合わない)
しかし、トップの信長が黒幕というロジックが成り立てば、信長、光秀、家康が共謀することで
家康が黒幕でなくても「光秀=天海」説は成り立ちます。

普通に考えれば、自分を暗殺するなんてあり得ませんが、
「信長X1⇔光秀X1」ということは、「信長X2」、「光秀X2」、というトリックも可能になります。
つまり、自分を殺して自分が次の権力者になれば、自分を暗殺するというロジックも成り立ちます。
そして、信長と光秀が共謀すれば、どちらかが世間に死んだことに見せかけることも可能です。
また、もう一者共犯がいれば、二人とも世間に死んだことに見せかけることも可能となる訳です。
三番目の共犯者はもちろん家康です。

つまり、サブロー(信長)、信長(光秀)、家康の三者はこう考え、実行したのだと思います。
秀吉は織田家の後釜(天下統一)を狙い、謀反の疑いがある。
そこで、サブロー(信長)は天下を家康に委ねることにし、
信長(自分)は本能寺の変で死んだことにする。
そして、自分は現代に帰り、光秀(信長)は天海となって家康の家臣となって生き残る・・・。
現代に帰ったサブローはタイムスリップした当時(高校生時代)に戻るという夢落ち。

これだったら少年漫画らしいハッピーエンドなんじゃないでしょうか?

結局、本能寺の変の黒幕は?

13巻で、細川忠興が秘密の共有者となったことで「3」の説が有力になったと思いました。
(3説とも自分が勝手に考えた妄想ですが・・・。)
忠興は、光秀の娘ガラシャを嫁にとっており、
本能寺の変直後、光秀の挙兵要請に挙兵しようとしたが、
父幽斎が戦況を見極めるまで、誰につくか待ちの方針を採ったため
光秀の挙兵に呼応しなかったと言われています。

忠興が挙兵しなかったのは、サブローに事前に本能寺の変~徳川幕府の開幕までの
おおまかな歴史を知らされていたからではないでしょうか?
ただ物語上、竹中半兵衛が秘密を共有する意味が、まったく推測できないですね。

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