昔、地球は謎と神秘にみちていた。
昔、地球は謎と神秘にみちていた。
「のび太の大魔境」冒頭のスネ夫の文句です。
そしてスネ夫の演説はさらに続きます。
限りなくつづく大密林。
うす暗いその奥には、猛獣や毒蛇がキバをむき、人間をよせつけなかった。
雲の上はるかにそびえたつ白い巨峰。
南極や北極。
氷にとざされた死の世界。
それが、いまはどうだろう。
ジャングルも砂漠も極地も高峰も、深海底さえも・・・、
地球のすみずみまで探検しつくされ、人間のいかないところはない。
スネ夫は演説をこう締めくくり、
のび太たちは今年の夏休みのテーマを
残された地球上の神秘を探して、好奇心あふれる冒険にでることとします。
夏休みという休暇をどう過ごすか?
のび太たちは、コンゴ盆地の奥地「スモーカーズフォレスト」に存在する巨大石像を発見するこに成功します。
そして、その石像の謎を解明するために未開のジャングル、サバンナへ冒険に出かけることになります。
アフリカの奥地にかつて巨大石像を造れるほどの文明が存在していたのでしょうか?
「のび太の大魔境」の面白さは、
のび太たちが楽しい夏休みをどう過ごすか自ら計画し実行することです。
私たちは、長期休暇を取れたとしてものび太たちのような冒険はできません。
富士山などへの登山、かぶと虫など昆虫の観察、朝顔など植物の観察、など
夏休みの自由研究の課題がそうですが、自分で決めた好きなことを計画することは楽しいです。
でも、いざ実行するとなると一人では難しくて嫌になることもあると思います。
(のび太はいつもそうですね?藤子F先生は大人になっても本当子ども心を忘れていません。)
のび太たちにはドラえもんがいましたが、誰かに協力してもらうか決めなければなりません。
お兄さんやお姉さん、近所に住むお兄さんやお姉さんが一緒になって協力してくれればベストですが
ご両親や習い事の先生でもいいと思います。
夏休みをどう過ごすかという楽しみは、小学生に限ったことではありません。
休みを利用して、知りたいことを調査したり、
技術を身につけるために体験に出かけたり、自己啓発セミナーに行くのもいいかと思います。
それだけだとせっかくの休暇なのにリフレッシュできないかもしれません。
(私がそうなので・・・)
なので私は、美しい風景を見に行ったり、美味しい物を食べに行ったりと
割と簡単できる楽しい目的とを組み合わせるようにしています。
大長編ドラえもんシリーズは、大人になった今でも読み返しますが、
小学生のときに持っていた膨大な好奇心と
知ることの楽しさ、体験できる楽しさを思い出させてくれます。
これから先、歳を重ねていっても
この気持ちを忘れないようにしていきたいです。
冒険に満ち溢れていた時代は終わったのか?
話は変わりますが、冒険に満ち溢れていた時代は終わったのでしょうか?
1911年 ペルーでマチュピチュ発見(アメリカ:ハイラム・ビンガム)
1911年 南極点初到達(ノルウェー:ロアール・アムンセン)
1953年 エベレスト初登頂(ニュージーランド:エドモンド・ヒラリー)
1960年 マリアナ海溝水面下10,911m到達(アメリカ:トリエステ潜水艦)
1969年 北極点初到達(イギリス:ウォーリー・ハーバード)
15世紀から始まった大航海時代を経て1970年代までは、
地球上に冒険の余地は残されていたことが分かります。
ちなみにノンフィクション風の冒険もののテレビシリーズ
川口探検隊は1976年から1986年まで放送されいたので
地球上の神秘を解明する冒険ロマンは、’80年代までは残っていました。
冒険の舞台は宇宙へと変わっていくことになります。
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