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味噌煮込みうどんの起源は? 「山本屋」ってなんで二つあるの?

味噌煮込みうどん

名古屋めしの一つになっている味噌煮込みうどん。
味噌煮込みうどんで有名なのが、「山本屋総本家」と「山本屋本店」。

似た名前でややっこしいんですが、まったく別のお店です。
そこで疑問が浮かびます。
両店とも「総本家」、「本店」と「山本屋」の正統後継店を主張しているかのような
屋号なのはなんでなのか?そもそも山本屋とはなんなのか?
山本屋が味噌煮込みうどんを考案したのでしょうか?

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1.山本屋とは?
両店に行ってみても説明はなく、この疑問は解消されません。
両店のホームページを見てみると「山本屋総本家」の創業が大正14年。
「山本屋本店」の創業が明治40年。とあります。
しかし、山本屋についての説明はありません。
NETで調べていると、YAHOO知恵袋にこの疑問の回答が載っていました。

———————-YAHOO知恵袋から抜粋—————————-
そのむかし、名古屋の下町・大須にあって廃業してしまった
元祖『山本屋』の流れをくむのは、『山本屋総本家』です。
といっても元従業員が、名前を使って始めただけとされています。

他方、元祖『山本屋』とは無関係ながら、
後年になって元祖から商号を譲り受けたと主張しているのが、
『山本屋本店』です。

どちらも、これといった決め手も、明白な証拠も出すことができないので、
今の状況なのだと思います。

さらに 『大久手山本屋総本家』 という元祖『山本屋』の
創業家の系統(といっても親類)の店もできたそうです。

後から出てきた『山本屋本店』が、商売上手であったことはたしかで、
それを嫌がる名古屋人もいます。
————————————————————————–

とのことです。
「山本屋本店」は「山本屋総本家」よりあとに出てきたとありますね。
「山本屋本店」が元祖「山本屋」から屋号を譲り受けたと主張しているということで
元祖「山本屋」が明治40年に創業したということなのでしょうか?
どちらも元祖「山本屋」の後継店の主張をしていることから
両店とも廃業してしまった元祖「山本屋」の味がルーツということは、
はっきりしているようです。

2.味噌煮込みうどんの起源は?
そして、もう一つ味噌煮込みうどん自体の起源は
「山本屋」と関係あるのか?という疑問です。
これは、「なごやめし王国」というホームページに起源が載っていました。

————————なごやめし王国より抜粋—————————-
味噌仕立てでうどん等を食べる麺料理は日本の各地にありますが、
豆味噌を使ってうどんを煮込む「味噌煮込うどん」は
名古屋圏だけにみられる料理です。
ルーツは諸説ありますが、

●戦国時代に武田家では陣中食として「ほうとう」を食べていましたが、
武田家滅亡の後、徳川家に仕えた旧家臣団によって、
味噌仕立ての「ほうとう」が徳川家に伝わり、
尾張地方特有の豆味噌仕立てで麺を煮込んで食べるようになり、
これが起源になったという説 。

●色々な野菜、具を味噌で煮込み、「ほうとう」を参考にうどんを入れてみたところ、
美味しい上に栄養価が高く、すぐ食べられるとあって、
愛知県一宮地方の繊維産業で働く織子(おりこ)さんたちの昼食として
食べられるようになり、それが明治時代に名古屋地方に伝わったという説 。

……等があります。いずれも「ほうとう」を起源として、
尾張ならではの豆味噌を使うようになり、豆味噌で煮込んでも歯応えがあり、
美味しく食べられる独特のうどん麺が工夫されていったようです。
—————————————————————————

山本屋総本家のホームページにも
「味噌煮込うどんは、名古屋のどこの家でも作られていた素朴で
ポピュラーな郷土の味でした。」
と載っています。

どうやら名古屋では、味噌煮込みうどんが人気で、
それを元祖「山本屋」→「山本屋総本家」→「山本屋本店」が
店で出せるよう美味しく考案し広めていき、現在に至る。
といったというところでしょうか?

3.どっちの店がおすすめ?
何度か両店で食べましたが、似た味で、価格設定もそれほど変わりません。
観光や出張で名古屋に来た人ならどちらでもいいと思います。
と言っても面白くないので次回は自分なりに比較してみようと思います。

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