荒北靖友、金城真護、新開隼人、福富寿一、たちの大学生編が7巻から始まりました!
「弱虫ペダルSPARE BIKE」はスピンオフ(外伝)で、準キャラの深堀りとなっています。
7巻は、
洋南大学編が1話~6話まで収録、
明早大学編が1話~4話まで収録されています。
SPARE BIKEはスピンオフなので
大学編をどのような形式で描いていくのか期待して読み始めましたが
どうやら、本編がレース一辺倒になっているので、
ロードレース展開の面白さ以外の部分、
キャラ堀りを重視していくのは、変わらないようです。
但し、今までよりもロードレース描写の比重を上げていく感じもしました。
洋南大学のモデル大学はどこ?
明早大学は、建物は早稲田大学ですが、
東京都狛沢市という区外にあるということ、ロードバイク名門校ということで
中央大学がモデル?かと何となく推測できます。
が、洋南大学は、どこの大学がモデルなんでしょう?
洋南大学は、静岡県の上冨士市にある設定になっています。
調べてみると上冨士市という市はないので富士市か富士宮市にある設定ではないでしょうか?
待宮が住んでいる場所も上富士駅という駅はないので
身延線の富士駅ー西富士宮駅間のどこか?になりそうですね。
しかし実際、ここら辺に有名な大学はなく、
どこが洋南大学のモデルとなっているのか気になります。
大学自転車ロードレースの実績を調べてみると
日本大学、中央大学、京都産業大学、明星大学、朝日大学、日本体育大学
となっていて、太平洋沿岸地域にある大学すらありません。
おそらく、渡辺先生は箱根学園がそうであったように
自転車のヒルクライムの練習のために
富士山の近くに大学を置きたかったのであって
実際のモデルとなった大学はなさそうです。
ただ、偶然広島の進学校から
わざわざ洋南大学に入学している人もいるので
そこそこの有名校(東洋大学クラス?)という設定なんだと思います。
洋南大学編 感想(ネタバレ)~富士市の雰囲気はいいけど、内容を濃くして欲しい~
洋南大学編は、荒北靖友、金城真護、待宮栄吉が、登場!
でも、待宮の話は、どうしても引っ掛かりました。
まず、あれだけ、ロードレースに勝つことに非情になれる待宮が
プレイべートでは、こんなに優しく、
自転車競技への気持ちもその程度だったというのが、
ガッカリしたということがあります。
そして、洋南大学編は、話のテンポが遅く、
1冊の半分以上読んで、これだけの内容?と思ってしまいました。
「洋南大学編の1話」は、かつてのライバル待宮が
洋南大学の自転車競技部に入部していたというだけのエピソードです。
1話まるまる使う内容なのか?と思ってしまいます。
また、この物語は待宮が自転車競技へ復帰する心の移行がテーマのはずです。
だから、大学学連公式レース2戦で、
洋南大学が優勝したことは、それ程重要ではなく、
その台詞を見開きで描く必要はないはずです。
明早大学編 感想(ネタバレ)~最初に一人暮らしの友達の家でご飯を一緒に食べたときを思い出します~
明早大学編は、新開隼人、福富寿一、石垣光太郎が登場、
石垣が主役の話ですが、大学生活の日常、新開との友情も芽生えて、すごくいい話です。
石垣は、MARKET狛沢(深夜1時まで営業)で福富と新開に偶然出会います。
石垣は、東京の大学に来たのはいいけど、自転車競技部に入れず一人状態。
大都会に一人で行くというのは、一層の孤独感を感じるんですよね。
そんなときに新開の部屋に呼んでもらって、一緒にご飯を食べます。
最初の一人暮らしって、友達を呼びあったりしてましたね。
あとがきで、渡辺先生が
「一緒に食べた野菜炒め、美味しかっただろうなあ?」
と書いてありましたが、
実際にそう思える話で、じぃ~んときました。
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