「宇宙兄弟」19巻が10月23日発売されました。
「宇宙兄弟」は、宇宙飛行士を志願する兄と宇宙飛行士になった弟の物語です。
皆さんは、子どもの頃大人になったら何になりたいと思っていたでしょうか?
今はどうか分かりませんが、
私が子どもの頃は、宇宙飛行士になりたいと思っている人が数人いました。
私もその時は、宇宙に憧れる気持ちもなんとなく分かりましたが・・・
20代になってからは、その気持ちはよく分からないものになりました。
高校の時物理が苦手で、宇宙に携わる仕事をする人は、こんな問題簡単に解いて、
何倍も難しい計算ができなければならないんだろうと思うと
気がおかしくなりそうだと思ったからです。
この漫画を読んでいると、そんな昔を思い出します。
主人公である二人の兄弟は、
少年時代「一緒に宇宙飛行士になろう」と語り合います。
大人になった現在(19巻時点)でも二人は、その夢を挫折することなく持ち続けています。
そして、弟はその夢を叶え、兄はその夢の一歩手前まできました。
人類で始めて月面到着したアームストロング船長は、初めて月面に降り立ったとき
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」
と言いました。
宇宙に携わる仕事をしている人は
人類の偉大な飛躍に携わっているという感覚も持っていると思います。
しかし、この二人の兄弟からは人類どころか国家さえもを
背負っているという感覚は感じ取れません。
あくまで子どもの頃抱いたワクワクするような夢を実現したいという
個人的感覚で物語は進行していきます。
今や、宇宙へ個人的な旅行もできる時代へとなりつつあり
宇宙へ行くということが、
一昔前までのような一大国家的プロジェクトであった時代とは感覚が違うのかもしれません。
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