スポンサーリンク

ニッポン戦後マンガ史(’45年~’50年代)~目次・まえがき・参考文献~

ニッポン戦後マンガ史(’45年~’50年代)
[ad#co-2]

●目次

1.戦後、大人漫画の潮流 終戦直後の漫画界
フクちゃん/横山隆一、轟先生/秋好馨、サザエさん/長谷川町子、プーサン/横山泰三、軽風流物白書/杉浦幸雄
2.子ども漫画の台頭 絵物語・赤本・漫画少年
新宝島/手塚治虫、黄金バット/永松健夫、少年王者/山川惣治、バット君/井上一雄、カンラカラ兵衛/原一司
3.手塚治虫の登場とトキワ壮 SF漫画の誕生
ロストワールド/手塚治虫、メトロポリス/手塚治虫、来るべき世界/手塚治虫、ジャングル大帝/手塚治虫、鉄腕アトム/手塚治虫
4.日常生活漫画と武道漫画 日本文化復古調
ポストくん/馬場のぼる、イガグリくん/福井英一、猿飛佐助/杉浦茂、赤胴鈴之助/武内つなよし、矢車剣之助/堀江卓
5.月刊漫画誌黄金時代① 少年vs少年画報 ヒーローの誕生
ビリーパック/河島光広、鉄人28号/横山光輝、まぼろし探偵/桑田次郎、月光仮面/桑田次郎、パイロットA/吉田竜夫
6.月刊漫画誌黄金時代② 本当にいい漫画とは?
背番号0/寺田ヒロオ、よたろうくん/山根赤鬼、ジャジャ馬くん/関谷ひさし、くりくり投手/貝塚ひろし、ポテト大将/板井レンタロー
7.少女漫画の誕生 男性が描く少女漫画
リボンの騎士/手塚治虫、あらしをこえて/高橋真琴、ママのバイオリン/ちばてつや、おてんば天使/横山光輝、龍神沼/石ノ森章太郎、
8.貸本文化と劇画の誕生
幽霊タクシー/辰巳ヨシヒロ、忍者武芸帳影丸伝/白土三平、悪魔くん/水木しげる、漫画家残酷物語/永島慎二、口が耳までさける時/楳図かずお
9.サラリーマン漫画 戦後サラリーマン社会の形成
星から来た男/松下井知夫、仙人部落/小島功、サンワリ君/鈴木義司、アサッテ君/東海林さだお、ドーモ君/福地泡介
10.週刊誌時代の幕開け サンデー・マガジン・キングの創刊
スポーツマン金太郎/寺田ヒロオ、13号発信せよ/高野よしてる、0マン/手塚治虫、0戦はやと/辻なおき、少年忍者部隊月光/吉田竜夫

[ad#co-2]

●ニッポン戦後マンガ史 ’45年~’59年までの流れ

【大人向け漫画】

終戦直後は、GHQ統治下にあり、多くが政治に不満を持っていたため政治風刺の漫画が人気となる。
’50年前後から少し生活にゆとりができ始め、風俗漫画が人気を占め、政治風刺の漫画は少なくなっていく。
さらに’50年代中頃から組織で動くサラリーマン社会は人間関係を複雑にし、サラリーマン漫画がうまれる。
ここで、長期連載の新聞4コマ漫画が出揃う。

目次「1」⇒’45年~’55年
漫画家⇒横山隆一、秋好馨、長谷川町子、横山泰三、杉浦幸雄

目次「9」⇒’55年~’60年代
漫画家⇒加藤芳郎、佃公彦、鈴木義司、富永一朗、小島功、松下井和夫、福地泡介、東海林さだお、園山俊二
雑誌⇒週刊漫画TIMES、週刊漫画サンデー、週刊漫画ゴラク

【子ども(少年)向け漫画】

子ども向け漫画は戦後、手塚治虫の登場で爆発的人気を得る。(SF漫画)
’50年代に入ってしばらくすると福井英一が
手塚には描けない武道漫画を描いてさらに漫画の人気は加速する。
’50年代後半になるとさらにいろんなジャンルの漫画が出現し人気がでる。
⇒児童漫画の黄金時代
その後、週刊誌が創刊され、その人気はさらに増大していく。

目次「2」⇒’45年~’50年、目次「3」⇒’47年~’59年
①紙芝居→絵物語
作家⇒永松健夫、山川惣治、小松崎茂、福島鉄次
雑誌⇒冒険活劇文庫、おもしろブック、少年
人気時期⇒紙芝居(~’47年)→絵物語(’47年~’55年頃)→劇画(’56年~目次8へ)

②雑誌掲載漫画(東京)「優良」「コマ漫画」
漫画家⇒横井福次郎、井上一雄、原一司、倉金章介
雑誌⇒少年クラブ、少女クラブ、少年、少女、漫画少年
人気時期⇒~’55年代前半

③赤本掲載漫画(大阪)「怪奇」「ストーリー漫画」
漫画家⇒手塚治虫
人気時期⇒赤本(~’50年頃)→貸本(’50年代後半~目次8へ)

目次「4」⇒’50年代前半
漫画家⇒手塚治虫(SF)、馬場のぼる(日常生活)、福井英一(武道)
雑誌⇒漫画少年、冒険王、少年
人気ジャンル⇒SF漫画→武道漫画・時代劇漫画

目次「5」「6」「10」⇒’50年代後半
漫画家⇒
(野球漫画)田中正雄、寺田ヒロオ、関谷ひさし、貝塚ひろし
(時代劇漫画)武内つなよし、堀江卓
(探偵漫画)河島光広、横山光輝、桑田次郎
(笑い漫画)前谷惟光、山根赤鬼、わちさんぺい、板井レンタロー
(メカ漫画)手塚治虫、辻なおき、吉田竜夫
雑誌⇒少年画報、少年
週刊雑誌⇒サンデー、マガジン、キング

【少女向け漫画】⇒目次「7」

少女漫画は手塚治虫「リボンの騎士」によって幕を開ける。
当時は男性漫画家が少女漫画を描いており、
’50年代後半から女性漫画家の出現で
’60年代からの少女漫画は女性漫画家によって席巻されていく。

漫画家⇒手塚治虫、高橋真琴、石ノ森章太郎
雑誌⇒少女クラブ、少女

【青年向け漫画】⇒目次「8」

手塚治虫の登場は、多数の読者に自分も漫画家になりたい思わせた。
その中には、手塚と同じような児童向けではなく、自分と同年代の人向けのものを創ろうと思う者もいた。
そうしてうまれたのが劇画という青年向け漫画だった。
劇画は’50年代後半に誕生し、’60年代後半に隆盛を迎える。

漫画家⇒辰巳ヨシヒロ、さいとうたかお、白土三平、水木しげる、永島慎二、楳図かずお

[ad#co-1]

《参考文献》

漫画の歴史 (岩波新書)

中古価格
¥1から
(2016/12/31 16:31時点)

四コマ漫画―北斎から「萌え」まで (岩波新書)

中古価格
¥1から
(2016/12/31 17:08時点)

戦後SFマンガ史 (ちくま文庫)

中古価格
¥1,120から
(2016/12/31 16:50時点)

戦後ギャグマンガ史 (ちくま文庫)

中古価格
¥1,199から
(2016/12/31 16:51時点)

戦後少女マンガ史 (ちくま文庫)

中古価格
¥1,228から
(2016/12/31 16:34時点)

戦後野球マンガ史―手塚治虫のいない風景 (平凡社新書)

中古価格
¥754から
(2016/12/31 16:51時点)

戦後エロマンガ史

中古価格
¥3,090から
(2016/12/31 16:59時点)

手塚治虫の冒険―戦後マンガの神々 (小学館文庫)

中古価格
¥199から
(2016/12/31 16:54時点)

NHK ニッポン戦後サブカルチャー史

中古価格
¥1,021から
(2016/12/31 17:00時点)

サンデーとマガジン~創刊と死闘の15年~ (光文社新書)

わたしの少女マンガ史―別マから花ゆめ、LaLaへ

中古価格
¥703から
(2016/12/31 16:37時点)

Pen (ペン) 2013年 6/1号 [少女マンガ 超入門]

中古価格
¥1から
(2016/12/31 16:38時点)

少年画報大全

中古価格
¥1,520から
(2016/12/31 16:39時点)

『手塚治虫とキャラクターの世界』 (SAN-EI MOOK)

中古価格
¥729から
(2016/12/31 16:57時点)

[ad#co-2]


にほんブログ村 漫画ブログ 漫画考察・研究へ
にほんブログ村

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました