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エヴァンゲリヲン新劇場版Q 感想その3(ネタバレ) カヲルくんがまたもいい人すぎる件

今回は「エヴァンゲリヲン新劇場版Q」感想の3回目。
今回は映画本編の感想です。

今回「Q」を観てよくわからなかった部分を謎として挙げて
NETで調べ、感想にしてみました。

・謎その1  サードインパクトが起こった?

「破」の最後で、初号機が覚醒した後、サードインパクトが起こりかける。
しかし、カヲルくんがカシウスの槍を使用してサードインパクトを防いだ・・・
はずでしたが、「Q」ではサードインパクトが起こったことになっています。

劇中では、それが分かりにくく説明されています。
リツコ「シンジがニアサードおこした。それをトリガーとしてサードが起きた」
カヲル「君が起こしたニアは槍で止めたがガフは閉じなかった。君が寝ている間にサードが起きた」
という台詞があります。

・謎その2  アスカの眼帯

旧劇場版における量産型エヴァとの戦闘によって負傷した箇所と眼帯の箇所が一致しています。
旧劇場版に沿った流れで推察すると
『ニア・サードインパクト発生 → ゼーレによりネルフ襲撃を受ける
→ アスカ激しい戦闘に巻き込まれる → 今』ということになってるらしいです。

・謎その3 サードインパクト後の世界

14年後の世界「Q」では、ヴンダーに乗っているミサト、リツコ達(10数人)と
ほぼ廃墟と化したネルフにゲンドウ、冬月、レイ、カヲルの4人しか描かれていない。
鈴原トウジ、相田ケンスケ、洞木ヒカリ、ペンペンなどは死んでしまったのだろうか?

しかし、ネルフは4人しかいなくてどうやって組織を維持・運用しているのでしょう?
シンジのネルフでの生活を見てると食事、洗濯、など生活に関わることは
自動でやってくれるようなシステムになっているらしいけど・・・。
なんでもできそうなカヲルくんに比べ、ゲンドウ、冬月は何もできなさそう。
ゲンドウ・・・掃除できるのか?
冬月・・・あなたは絶対あの食事では満足できないはずだ?
この二人が14年間生きてこれたこと自体が謎ですね。

・謎その4 新劇場版はループ説?

これは新劇場版が公開されたときから言われているようですが
新劇場版は旧劇場版のループ説だという説があります。
それは、カヲルくんはどうもTV版の世界を一度経験していて
二回目の世界を体験しているかのような台詞が所々にあるためです。

「また3番目とはね。変わらないな、君は」
「今度こそ君だけは幸せにしてみせる」
「これは君が望む展開ではなかった」
「また逢えるよ、シンジくん」

これは新劇場版序~Qまでのカヲルくんの台詞です。
つまり、新劇場版はTV版をループしている世界なのですが
カヲルくんだけは前の記憶を持っているという設定なのでは?
ということです。
他の複雑なループ説もいろいろあるようですが、ここでは紹介しません。

それにしても新劇場版でのカヲルくんのシンジくんへの愛情はTV版の比ではありません。
「破」で綾波レイ=リリス、「Q」で渚カヲル=アダム
の心を虜にしたシンジくんは新劇場版でさらに無敵のシンジ様になりました。

・まとめ

「Q」はカヲルくんの物語と言っていいでしょう。
長時間をカヲルくんとシンジくんとの関係で占めています。
リリス(=レイ)は性格が暗くて消極的でした。
一方、アダム(=カヲルくん)は明るくて積極的。
どちらも最後はシンジくんに命運を委ねるという犠牲愛を持った二人ですが
アダムは人類とは違う生命体にも関わらずシンジに委ねるのです。

考えると、この二人は悲運な運命を辿るしかできないのかもしれません。
絶対的「力」を持ったために他者に運命を翻弄される宿命なのか。

TV版のカヲルくんの最後の台詞を読んでください。

『僕が生き続けることが僕の運命だからだよ。
結果、人が滅びてもね。
…だがこのまま死ぬこともできる。
生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。
自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。
…遺言だよ。
さあ、僕を消してくれ。そうしなければ君らが消えることになる。
滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ。
…そして君は死すべき存在ではない。
…君達には未来が必要だ。
ありがとう、君に会えて、うれしかったよ』

アダム・・・
いい人すぎる。かっこよすぎ。
惚れるぜ。

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