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弱虫ペダル(ネタバレ)感想27巻まで~1年目インターハイ完結~

弱虫ペダル
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インターハイ3日間のハイライトをネタバレ感想!

弱虫ペダル27卷

27巻で坂道の1年目のインターハイ編が完結します。
このインターハイ編ではいろんなキャラクターが登場しました。
箱根学園の福富、荒北、新開、東堂、泉田、真波。
京都伏見の御堂筋、石垣。広島呉南の待宮。
それぞれキャラが立っていて、
彼らと総北との熱い闘いは、手に汗握る素晴らしいものでした。

インターハイのハイライトを1日ずつ感想を述べていきたいと思います。

インターハイ1日目(ネタバレ)感想

1日目ハイライト
①スプリント対決(田所vs鳴子vs泉田)
②坂道の落車アクシデント
③山岳対決(巻島vs東堂)
④ゴール対決(総北高校vs箱根学園vs京都伏見高校)

私が送る1日目のマイヨ・ジョーヌは「東堂尽八」!

1日目に1番キャラが立ったのは、東堂ではないでしょうか?
幼なじみでもないのに巻島を「まきちゃん!」と連呼し、
東堂は、ほとんどの登場シーンで巻島のことを思っています。
ついには「まぁきぃーーちゃあーん!!」と叫んでいます。
最初は少しキモかったですが、これだけ人を愛せるキャラは、結局好きになってしまうんですね。
おそらく女子受けするキャラだと思います。

1日目1番のハイライトは、追いつけると信じ続けた「坂道のビリからの追い上げ」シーン!

1日目のレースで、ド肝をぬかれたのは、坂道の落車のアクシデントからの復帰です。
アクシデントから復帰する物語は、これまでも読んできましたが
ここまでの落差をリアリティを持って埋めることができた話は、珍しいのではないでしょうか?

坂道は、落車によってチームメイトと絶望的なタイム差をつけられてしまいます!
この時点で「復帰できたとしても、それはリアリティがない展開になってしまうな?!」と思いました。
しかし、この漫画は今まで読んだことのない熱血漫画だと思い知らされることになります。

坂道の純粋なまでのあきらめのなさは「まさか?」と思わせ、
復帰なんてありえないと思っていたのが、
気づくと、いつの間にか坂道を応援しながら読んでいたのです。

実は、これが3日間のインターハイ中、私が一番感動した話でした。

インターハイ2日目(ネタバレ)感想

2日目ハイライト
①田所を見捨てない坂道
②スプリント対決(御堂筋vs新開)
③ゴール対決(総北高校vs箱根学園vs京都伏見高校)

私が送る2日目のマイヨ・ジョーヌは「御堂筋翔」!

インターハイ2日目の主役キャラは御堂筋と新開でした。
が、圧巻なのはやはり御堂筋です。
キモいだとか卑怯だとか思われようが、何が何でも勝つという信念!
そして、実力も申し分なし。
悪役として申し分ありません。

何より御堂筋のキャラ立ちが凄いのは
ここまでキモいキャラはそうそういないという点です。
御堂筋のキモさの頂点は3日目ですが、この時点でも充分キモい。

御堂筋がここまでキモいのは、何故なのか?
その理由がIH2日目、回想によって明らかになります。
意外だったのが、最大のライバルになるだろうと想像できた
御堂筋の過去が最終日の3日目でなく、2日目で描かれたことでしたね。

2日目1番のハイライトは、それぞれのチーム戦術の総決算「ゴール対決」シーン!

個人的には、3日間のインターハイで2日目のレースが一番面白かったです。
最後のゴール対決は、正に手に汗握りました。
レース終盤、各アシスト同志の対決から
アシストがどの時点でエースを発射させるか?という駆け引き。

その駆け引きは、必ずスピードが落ちる二つの直角クランクをどう乗り切るか?
という戦術にもなっています。

意表をついた戦術(奇襲)で逃げ切ろうとうする御堂筋と対抗するのは、
各メンバーの思いを乗せて走る総北のエース金城。
自分の弱さが招いたトラウマを克服するために頑張ってきた福富。
この三人の最後のエース対決は素晴らしかったです。

インターハイ3日目(ネタバレ)感想

3日目ハイライト
①後方集団の追い上げ(待宮の心理戦術)
②エースを運ぶための離脱
(荒北、泉田、新開、田所、金城、鳴子、石垣)
③エース対決
(今泉vs福富⇒今泉vs御堂筋⇒坂道vs真波)

私が送る3日目のマイヨ・ジョーヌは「荒北靖友」!

インターハイ3日目の主役級キャラは
まだ過去が描かれていない唯一の重要キャラ、真波山岳でした。
インターハイ開催直前に坂道のライバルになるであろう伏線が貼られましたが
27卷で、やっと深堀されました。

真波は少年漫画の王道主人公そのままのキャラです。
「苦しくても自分の力を出し切っているときこそ生きていると感じる」という真波。
どんな巨大な壁が立ちふさがろうとも決して後ろを振り返りません。
最強キャラ設定という感じで、
最後に坂道と戦う敵として不足ありません。

しかし、レース展開としては、2日目がピークだったように感じます。
真波より御堂筋の方が悪役として立っているため、
ライバルとして、真波は御堂筋に比べて劣ってしまっている感があります。

なので、個人的にインターハイ3日目で、
好きになったキャラは真波ではないんです。
3日目で、好きになったキャラは、荒北でした。
不良なのに、原チャリを飛ばしている設定も
最初は「ありえないだろ~?」と思いましたが、読み返すと愛すべき部分に変わっています。

3日目1番のハイライトは、過去の自分に打ち勝って燃え尽きた「荒北のレース離脱」シーン!

個人的なインターハイ3日目の一番のハイライトは
レースから離脱する荒北の散り際でした。
荒北の過去を振り返ったことで物語がクールダウンされて
最後、荒北の燃え尽きる場面が一層盛り上がりました。

少年漫画の王道ですね。
「ここは俺に任せろ!」と皆の願いを叶えるために自分が犠牲になるパターンです。
この話は、良かったのですが、ここから同じパターンが何度も繰り返されてしまったのが残念です。
何人ものキャラが気合いを入れて追いつき、何人ものキャラが全てを出し切って戦線離脱します。

このシーンを使い回したということは、
それだけ荒北のレース離脱シーンが良かったことの証明でもあると思います。

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