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ワンピース人気の理由を考えてみました。

前回「ワンピース」のブログを書くにあたり、
コミックの発行部数を調べたらとんでもない数字に驚きました。
累計2億8千万部。
「ドラゴンボール」、「スラムダンク」が「ワンピース」並みの長期連載を
続けていたらどうなったかわかりませんが、
この数字は国内だけに限れば、ダントツの1位です。

これは、「ワンピース」に対しての個人的感想ですが・・・
話のテンポが悪くて、しかも話が長く、読むのを途中でやめたくなることがしばしば。
そして一番の致命傷は、話の大部分を占める戦闘がつまらない。
だから何故これ程人気なのか疑問です。
まあ、少年向け漫画に30代の私がこんなことを思ったり、考えること自体がナンセンスなのは
重々承知で・・・
何故これ程の人気があるのか、考えてみました。

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1.ジャンプらしい漫画
まず、「ワンピース」は連載当初からジャンプの看板漫画となる要素を持っていたということです。
絵柄がそれまでのジャンプの看板漫画であった
「ドラゴンボール」、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」と似ていること。
世界観はドラゴンクエストとほぼ同じですね。
つまり、ジャンプらしい漫画だったという訳です。
しかし、並みの才能であれば他に数ある二番煎じ的作品として終わっていたでしょうが
「尾田先生は若くして既に話が創れる漫画家であった」ので
独自性を持つことに成功し、ジャンプの看板漫画に成り得たのたと思います。

2.ジャンプの歴代人気漫画の人気要素を継承
「ワンピース」ほど過去のジャンプの人気漫画の長所を取り入れてる漫画はないのでは?
①オリジナルの必殺技を持っている
これは定番すぎて取り入れた云々にはならないかもしれませんが、
戦闘要員のキャラクターはみんな、なんらかの必殺技を持っています。
そして見開きで、必殺技が炸裂し敵は吹っ飛ぶというコマ割りですね。
これは、’80年前後にジャンプで人気を博した車田正美先生の「リングにかけろ」から。
②戦闘力を数値化
「ワンピース」の戦闘力は懸賞金というシステムで数値化されています。
この数値化して人気だった漫画は過去に
ゆでたまご先生「キン肉マン」(’80年代前半)の超人強度。
鳥山明先生「ドラゴンボール」(’80年代後半)のスカウター。
がありました。
③強さを順序化
登場人物の強さを分かりやすいように階級づけしたり
強さ順にナンバーをつけることがあります。
「ワンピース」では海軍が強さ順に階級ずけられていますね。
バロックワークスでは強さ順にナンバーが付けられていました。
過去の漫画での階級づけは、車田先生の「聖闘士星矢」(’80年代後半)が思い出されます。
青銅聖闘士、白銀聖闘士、黄金聖闘士など強さ順に階級づけられていました。
強さ順にナンバーをつけるのは梅澤春人先生「BOY」(’90年代前半)から。
暴走族ミリオンで強さ順にナンバーがつけられています。

こう考えると海賊をテーマに設定したことで
過去のジャンプの人気漫画の長所を自然な形で取り入れることに成功していることが分かりますね。
ここまで上手く取り入れられたことがワンピースが爆発的人気を得た最大の要因だと思います。

ワンピース人気の要因は他にもあります。
長くなってしまったのでそれは後々に。

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