「ラストイニング」35卷が10月30日発売されました。
この漫画は、監督の采配が見所。
意図したことがこんなにうまくものなんだろうか?と頭をかすめつつも
選手の能力と心理状態を踏まえての采配に
毎回感心してしまいます。
で、今卷はというと・・・甲子園3回戦。
甲子園常連校の帝都大との対戦です。
両チームともエースを終盤まで控えて満を持して
エース登場・・・という内容。
両チームの継投が3回戦とはいえ、
甲子園の戦い方とは思えず、話に入り込めなかった。
帝都大は、経験浅い1年を先発させるという余裕が
災いして大量得点を取られてしまいます。
それなのに次の投手はエースではなく二番手。
この投手が二番手というわりにはいい投手。(失投から1点取られますが)
そして、終盤エースへ継投。
このエースが凄い投手で彩学打撃陣は手も足も出ません。
一方、彩学は高校に入るまで野球経験のないスティーブが先発。
全国区の強豪校相手にそこそこの失点に抑え、力投します。
実際には・・・。
今までは、ありえないと頭をかすめてもそれを上回る面白さがあったので
気にならずに話にのめり込めたのですが、今卷はどうもしらけてしまいました。
前回の感想でも書きましたが、甲子園で戦っている緊迫感が感じられません。
余談ですが、お茶の間目線とかの話があれば、
全国放送されている試合をしているという凄さが伝わっていいかもしれません。
ただ、物語の後半、両エースが投入されてからは良かったです。
帝都大の監督がやっと焦りだして緊迫感がでてきました。
采配も見事!!
36卷は期待できる・・・かな?