「ボーン・レガシー」を観てきました。
マット・デイモン主演の「ボーン」シリーズの続編ということですが
主演はマット・デイモンから「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」で
トム・クルーズと共演したジェレミー・レナーになりました。
監督はポール・グリーングラスからトニー・ギルロイに。
「ボーン」シリーズは、とにかくアクションシーンが目玉。
今回もどんな度胆を抜くアクションが観られるか楽しみに映画館に足を運びました。
過去のシリーズは冒頭からノンストップのアクションで楽しませてくれましたが
「ボーン・レガシー」では一向にアクションが始まりません。
退屈になりかけてきた頃にアクションの連続になだれ込んでいきますが
過去の3部作のアクションと比べると見劣り感は否めませんでした。
最後の決闘シーンで主人公のライバルが登場し、ようやくいつもの痛快さを味わえます。
アクションに入るまでの冒頭部分は半分以上カットした方がいいのでは?
逆に主人公のライバル登場には慌ただしさを感じました。
終盤に登場するので「え?今頃?もしかしてまだ終わらないの?」と思ってしまいます。
同じコンセプトでつくっていても監督が違うと、やっぱり違うもんだなと。
最後に、主人公は薬の中毒になってしまったため
フィリピンのドラック工場まで行くことになっていますが
薬を一回うった後は、薬を欲していません。
なので、わざわざ危険を冒してフィリピンまで行く動機が釈然としないんです。
それとも宿屋の鏡に「NO MORE」と書いたのは
「もう追うな」という意味ではなく、
「もう薬はいらない」という意味ではなかったのかと
観終わった後、考えてしまいました。