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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(ネタバレ)感想

昨日「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」を観てきました。

この映画はシリーズ4作目。
「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」のスピンオフも合わせると6作目ということになります。
TVドラマはそこそこのヒット作で終わったのに
TVドラマが終了してもファンから愛し続けられ、しばらくして映画化されると大ヒット。
2作目、3作目も大ヒットとなって邦画の興行収入の記録を塗り替えてきたシリーズです。

当初は、なんでこんなにヒットするのか?不思議で仕方ありませんでした。
キャリア組は事件が起きても自分の出世と保身ばかり考えるから
どんどんピンチに追い込まれていきます。
最後の最後でやっと所轄組の活躍で事件を解決しますが、所轄組は結局何にも報われない。
現場が報われる組織にしていくには、
これからも努力を重ねて何年も先になりそうだという感じで終わるのです。
リアルって言えばリアルですが・・・。
観終わったあとの爽快感がない。

でも3作目を観て、これはこれでいいんじゃないか?とやっと思えるようになりました。
残酷な事件が起ころうが、こーゆう世界観の中での事件だから観てて安心するのです。
なんて言うかなんだかんだ言って結局平和な世界の中での出来事なんです。
これがファン心理をくすぐるんだと思いましたね。

今作も基本路線は同じでした。
キャリア組は引くくらいに保身を考え、
所轄のスリーアミーゴスは保身を考えながらもどこか温かみがある。
末端の刑事達は市民の安全を第一に考えている。

安心して観られる映画ではありますが
さすがに古いなあと。
自分の保身だけを考えているキャリアのトップ像を映画で観て
ムカついたり、笑ったりできる時代はとっくに終わっています。
そんなトップがやっと次世代へ席を譲るというのを「新たなる希望」というなら
なんだか、時代遅れだと思います。

最後に、
2作目、3作目はニューキャストが豪華でしたが、今回のFINALは・・・。
せめて、もっとカッコいい人やかわいい人に配役してほしかった。

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