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信長協奏曲19巻(ネタバレ)感想~経済の天才豊臣秀長は秀吉より優秀!?~

信長協奏曲

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信長協奏曲の秀長は、最強キャラか?

信長協奏曲19巻は、1982年1月~3月まで描かれています。
本能寺の変間近になってきたので、3か月間しか描かれていません。
この巻で描かれた歴史上の大きな出来事は「武田家の滅亡」だけでしたね。
武田討伐後の信長の富士山見物は、20巻になるのでしょうか?

豊臣秀長と小早川隆景がコンタクトをとったことで
ついに、おゆきが秀吉陣営の偵察に動き始めます。
その途中、おゆきは、とき丸と五右衛門に出会い、
おゆきを好きな とき丸が代わりに秀吉偵察に行くことになります。
とき丸の身が危ない予感がしますね。
秀長に殺されてしまうのか?おゆきに想いを伝えられるのか?気になります。

最近の信長協奏曲では、秀長の方が忍びの腕が上で切れ者、秀吉よりも存在感が上に描かれています。
おそらく、最後は信長vs秀長という展開になっていく気がします。
実際の秀長はどんな人物だったのでしょうか?秀吉よりも優秀だったのでしょうか?

秀長の能力は?豊臣政権の没落は秀長の死から始まった!?

秀吉の天下統一事業は、信長の延長戦上にあります。
違うのは人事くらいで、ほとんどの信長の政策を引き継いでいます。

信長が本能寺の変で殺されていなければ、行っていたであろう政策のうちで、
経済政策については、秀吉は見事に信長のそれを引き継いだと言えるでしょう。
(もしかしたら信長以上の政策を行っているかもしれません。)
しかし、政治政策については不十分で、
それは豊臣政権が秀吉死後崩壊してしまったことからもうかがえます。

豊臣政権の下り坂の始まりは1591年、
秀長が亡くなった年からだと言われています。

秀長は、経済感覚の優れた人物で、
秀吉が信長の方面軍長のときからその才を発揮し始めています。
経済については、秀長存命中にある程度まで固めましたが、
政治については、これからであったと個人的に推測します。

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偉大な政治家 豊臣秀長の天才的な経済感覚

秀吉の天下統一にあたり四国・九州平定は秀長の功績といっても過言ではありません。
くせの強い武将たちをまとめあげ、合戦に勝利し、
長曾我部元親、島津義久に所領を安堵させるなどの交渉を果たし、短時間で領土平定しました。
秀長は朝鮮出兵には反対だったとされているようですが、
仮に秀長が生きていたとして、朝鮮出兵がされたとしても、
四国・九州平定のときのように各武将をまとめあげ、
石田三成のようにはならなかったことは間違いないでしょう。
(三成の人事によって武功系と事務系の対立を招いて、関ヶ原の戦いの遠因となってしまいます。)

そして、なんと言っても秀長の凄さとは、経済に関して天才だったということです。
秀吉の有名な政策として「太閤検地」がありますが
実は、これ秀長の案だったそうです。
太閤検地によって
(正確には太閤検地、刀狩り、身分統制令のセットですが)
農民による米の税収をアップさせると同時に農民と農民以外とを分けることで
農民を選ばなかった者は、武士以外の他の職に就かないとならなくなります。

つまり、商人、土木業者、大工、などの職に就く人が増えるということです。
江戸時代のように非生産者を蔑むだけでなく
秀長は、彼らを奨励し新たなイノベーションを起こして、
彼らからどのようにして税を取るかまで模索していた形跡があるそうです。

太閤検地を考えただけでも天才的なのに
さらに秀長はその先にある別のイノベーションを起こして日本統治を考えていたんですね。

●(参考)福永英樹ブログ
https://ameblo.jp/hidekifukunaga/entry-11966700578.html

秀長は人望も厚かったことから
信長協奏曲の秀長はイメージが少しズレてしまいますが
優秀な人物であったことは確かですね。


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