「ジャンプ展vol.1 創刊~1980年代」(六本木ヒルズ)感想

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「週刊少年ジャンプ展vol.1 創刊~1980年代 伝説のはじまり」が
六本木ヒルズ森タワー52階で7月18日~10月15日まで開催されています。
行って来たので感想を書きます。

チケットが2000円と高いと思って入場しましたが、
350点以上の生原画、オリジナルシアターを観ることができ、
ジャンプファンには満足いく展示になっていると思います。

展示は二段階に分かれています。
最初のゾーンは、ジャンプ80年代までの代表作品(メガヒット作)のゾーン。
代表作品の原画の他にオリジナルシアター、巨大人形セット、などの展示を楽しむことができます。
次のゾーンは、二番、三番人気だった作品のゾーン。
こちらは、原画を中心にジャンプの発行部数などのデーター、ジャンプ編集部の記事などが展示されています。

ジャンプ展が選んだ’80年代までの代表作とは?

第一のゾーンの代表作にどんな漫画が選ばれているかといいますと

1.「ハレンチ学園」永井豪
2.「男一匹ガキ大将」本宮ひろ志
3.「シティハンター」北条司
4.「キャッツアイ」北条司
5.「キャプテン翼」高橋陽一
6.「聖闘士星矢」車田正美
7.「キン肉マン」ゆでたまご
8.「北斗の拳」武論尊/原哲夫
9.「こちら葛飾区亀有公園前派出所」秋本治
10.「Dr.スランプ」鳥山明
11.「ドラゴンボール」鳥山明

の11作品です。
池沢さとし「サーキットの狼」がこのゾーンになく、
第二のゾーンに格下げされて展示されているのがなんでだろう?と思いました。
「サーキットの狼」は日本にスーパーカーブームを巻き起こして
ジャンプの’70年代後半の人気を牽引した作品です。
この漫画がなければ、間違いなく発行部数№1の座はチャンピオンの手に渡っていたはずなので
ジャンプへの貢献度はかなり高いと思うのですが・・・。

そして、第二のゾーンにも展示がもれているのでは?と思ったのが
’70年代の人気作、平松伸二「ドーベルマン刑事」、小林よしのり「東大一直線」、小谷憲一「テニスボーイ」の三作。
「シェイプアップ乱」、「ゴットサイダー」は展示されててこの三作がないなんて・・・。
この展示はジャンプの黄金期に入った’80年代連載漫画を中心されています。
’70年代のジャンプを愛読してた人は、少しガッカリしたのではないでしょうか?

週刊少年ジャンプ展の見どころ!

オリジナルシアター、キャラクターの巨大人形、なども楽しまさせてくれましたが
これらの展示は、あくまで漫画の世界に来たと思わせる工夫であって
見どころは、350点以上の生原画を鑑賞できることです。
美術館に展示されている絵画に劣らないクオリティのレベルで、
このクオリティで毎週14~20ページ描いてるんだから驚きです。
この中でも感動したのが以下4作品です。

個人的に感動した原画ベスト4
車田正美先生(聖闘士星矢/黄金聖闘士との対決)
鳥山明先生(ドラゴンボール/悟空の身長が伸びてから)
原哲夫先生(北斗の拳/ラオウの最後)
平松伸二先生(ブラックエンジェルス/バイクのアクションシーン)

意外と言ったら失礼かもしれませんが、生原稿をみたら車田正美先生のが迫力あって一番いいと思いました。
この展示中、光と影の使い方が一番上手くて、濃淡もはっきりして迫力があります。
そして、何度も宇宙を描いているだけあって星空も上手いです。
ゴールドクロスが描かれた生原稿をみれて感激でした。

次に良かったのが鳥山明先生のドラゴンボール。
天津飯の気功砲は迫力満点。
特に素晴らしかったのがピッコロ(マジュニア)と対決する天下一武道会の終わりの原画で、
吹き出しの使い方がセンス良くて、
コマごとでなく一枚の絵としての素晴らしさが成りたっていると思います。

原哲夫先生の北斗の拳は、連載時デビューしてからまだ日が浅く
絵の上手さがピークをむかえるのは北斗の拳が終わったくらいなのではないか?と思いました。
それでもラオウが最後に天にむかって拳を振り上げる原画は、やっぱり感動でした。
スクリーントーンを使った雲と光の描き方が凄かったです。

平松伸二先生のブラックエンジェルスは、建物などの背景、機械の描写が素晴らしかったです。
自動車、バイクが細部まで正確に描かれていて、絵から飛び出しそうなくらい立体感が出ていました。

この他の先生方の原画も素晴らしいものがたくさんあります。
膨大な生原稿がみれるので自分だけのベストを見つけながら鑑賞するのもいいと思います。


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