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「男坂」4巻(ネタバレ)感想

漫画評

皆さん?「男坂」4巻が14年10月3日に発売されていたことをしっていましたでしょうか?
私は不覚にも今日知りました。
即買いしたので感想を書きます。

男坂4巻

冒頭、黒田闘吉、赤城のウルフ、梓蘭丸がいきなり登場します。
これは・・・?本物だと思いました。
あだち充先生の「MIX」のようなガッカリ感はありません。
明らかに「男坂」4巻です。
これが実現する日がやってくるとは?信じられますでしょうか?
「男坂」が打ち切りになった際、未完とデタデカ書いて終わりました。
車田先生のささやかな抵抗として未完で幕を下ろしたと昨日まで思っていまいましたが
なんと4巻が発売されたのです。

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しかし、しばらく読んでいると、これは本当に車田正美先生が書いた漫画なのか?
と疑問がわいてきます。
絵が・・・’80年代の硬派な面影薄く萌え系のような絵柄です。
しかも主人公の仁義は’80年代の威圧感はなく
緊迫した場面でも「・・・しちゃうよ?」とか、「・・・です。」の言葉使いで
軽すぎて人の上に立てる人物に思えない。
途中で他の漫画家が書いたのでは?と表紙を見直したくらいでした。

でも、最後はやってくれましたね。
やっぱり車田先生です。
’80年代の「男坂」は17世紀の日本をJrという中学生の闘争に置き換えた話でした。
この物語では、列強である欧米だけで首脳会議のようなものが行われ、
次はどこの国を植民地化(=奴隷化)するかという議題で日本が狙われたのです。
このときは、中国、韓国は出てきません。
20世紀まで欧米以外で近代化を遂げた国は日本しかなく
’80年代の時点で、日本人にとって両国は過去に栄えた国という認識しかありませんでした。
なので、このときの最大の仮想敵国はアメリカでした。
それが車田先生だけでなく、私たちの共通的な認識でした。

「男坂」4巻では、仮想敵国はソ連、中国、朝鮮も含まれています。

21世紀になって
中国、韓国は日本の高度成長をモデルに、
日本からの莫大な経済援助、日本の技術支援のおかげで近代化を成し遂げました。
しかし、経済発展を遂げると日本からの支援の恩恵など何の感謝もなく
過去に日本が戦争をしかけてきたというだけを恨み、攻撃をしかけてきました。

17世紀から20世紀にかけて欧米がアジアを奴隷化していたら?
どんな世界になっていたか?
ということは日本人にしか考えられないのかもしれません。
なぜなら、そのことに真剣に対処したのはアジアで日本だけだったのだから。
だから、日本は声を荒げてアジアに訴えなければなりません。
日本を攻撃する前に欧米を攻撃するべきなのではないかと?

現状は、アメリカ、ソ連(今はロシア)、中国、韓国のみならず世界各国が
武力を持たない弱い日本に憂さ晴らしをしている状態です。
そんな世界の自己満足な国々の言いなりに
従っている状態で日本はいいと思いますか?

俺たちが日本の未来を変える!!
30年経った「男坂」は今でもそう私たちに訴えかけてくれています。

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