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「冬物語」原秀則(ネタバレ) 考察・感想

冬物語

この漫画を知ったのは、高校生のときだったと思う・・・。
偶然、深夜のテレビで「冬物語」という映画が放映されていたのを観て
面白かったのがきっかけでした。

冬物語映画

映画版「冬物語」は

森川光   山本陽一
倉橋奈緒子 宮崎萬純
雨宮しおり 水野真紀

という配役で漫画版とはストーリーが少し違っていました。
89年の映画なので俳優三人とも知らないという人がほとんどかもしれませんが
(30代以上なら水野真紀は知ってるかな?)
とにかく、この映画は宮崎萬純が断トツ魅力的だったんですよ。
東京ラブストーリーの鈴木保奈美みたいな感じで。
原作(漫画)の主人公は光なんですが、
この映画を観ると奈緒子が主人公のようでしたね。

余談ですが
90年前後までは、「セイラー服と機関銃」とか「湘南爆走族」とか「私をスキーに連れてって」とか
こうゆう日本独自路線のB級だけど素晴らしい映画ってのがあったんだよなあ。

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ところが、後追いで漫画全7巻を読んでみたら(高校生のときですが・・・)
雨宮しおりの方がかわいい。

冬物語1巻

漫画の1巻は光としおりの話なんだけど、
2巻からは光と奈緒子の話がほとんどなので
ヒロインは奈緒子で間違いない。
だったら何故しおりの方をかわいく描くんだと。
そして、奈緒子と出会ってからの光は
自分の短所を認められた奈緒子の影響で、さらに駄目になっていく。
私が高校生だったのもあったと思うんですが
1巻だけ面白くて、2巻目以降はイマイチだな?というのが感想でした。

そして4年前にふと思い出して、この漫画を読んでみたんですが・・・
高校生のときとは、当然と言えば当然ですが、感想は違いました。

しおりちゃんは2度目の東大落ちるまで(3巻まで)は、いいんだけど
2浪目からは、ほんと嫌な性格な子に成り下がってしまってるし、
光は奈緒子と付き合ってからは、駄目な奴から嫌な人間にまで落ちてしまった。
奈緒子は受験生でなくってから(4巻から)少し暗くなっちゃって魅力半減。
(奈緒子は、性格いいし、受験勉強だけでなく社交性のある頭の良さがあるし、
おまけにかわいいいう最強キャラなんだけど、あんな駄目な光が主人公ということで、
それら総ての長所が帳消しという可哀想なキャラです)

4年前は、3巻まではラブコメの金字塔と言える漫画だけど
4巻からは駄作というのが感想でした。

そして、この間この漫画をふと思い出したので読んでみました。
また違う感想に至りました。
以前は4卷以降、主人公の光のダメっぷりが気になっていたのですが・・・
それが気にならなくなってきました。
他のマンガでもダメっぷりが多い主人公もいますがずっとダメ続きという主人公というのはいません。
特に落ち込んだとき、ここまでダメ続きの物語を読んでいると逆に落ち込みから回復します。

詳しくは次回一巻づつアップ致します。

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