宇宙人ポール(ネタバレ)感想~意外と奥深かい?~

「宇宙人ポール」の感想です。

宇宙人ポールDVD

この映画のキャッチコピーは、DVDの広告にも書いてありますが
「陽気でクールな宇宙人がやってきた!劇場大ヒットの話題のSFコメディ!」です。
宇宙人ものには興味あるけど、おもしろくなさそう・・・ってことで
つい最近まで観ていませんでしたが、
映画評論家の町山さんの解説を見て、これは面白そうってことで観てみることにしました。

観てみると(意外にも)面白かったです。
コメディというよりも完全にSF映画・ハリウッド映画ファンのための映画です。
UFO、SF映画のパロディがいたる箇所にでてきて
これらの知識がないと良さがよく分からないところが多々あります。
主人公たちが、エリア51にある有名な「リトル・エイリアン・イン」に寄ったあと、
ロズウェルに行こう言ってても、
ちょっとしたUFOオタクじゃないと何しに行くの?という感じでしょう。

監督のグレッグ・モットーラは、ハリウッド映画好きのイギリス人。
アメリカの外から見たアメリカを描いています。
その描き方が意外と奥が深かったのでまとめてみました。

宇宙人ポール

1.日本人が想像するアメリカ人?
監督は、宇宙人ポールを彼が抱くハリウッド映画の人気キャラクターにダブらせて描いています。
自由(享楽)好きでスラングを喋り、コミカル。
そして、面倒くさがり屋だが、愛と正義を愛している。
つまり、ラブ&ピースです。
ポールは宇宙人と言いながらハリウッド映画に出てくるような
理想のアメリカ人として描かれているのです。
これは日本人が抱いているイメージと重なるのではないでしょうか?

2.田舎にいるアメリカ人
エリア51のあるネバタ州は田舎です。
そのアメリカ人として登場する一人は、力で自分たちの欲望を体現しようとする若者。
弱者を見下すことでしか自尊心を保てないタイプです。

もう一人はキリスト教原理主義者であり、ライフル愛好家。
彼は、自分の信じる宗教のみの世界観が唯一であり、
違う価値観を受け入れないばかりか排除しようとします。
日本でいうと創価学会みたいな感じでしょうか?
銃という暴力を持ってしてでも排除しようとはしませんが。

私は、田舎のアメリカにも行ったことがありますがこのような人に出会ったことがないです。
行ったのは短期間だし交遊したのも日本に偏見を持っていない人だけだったので
実際どうなのかは分かりませんが、似たような人はいるのでしょう。

3.まとめ
この映画は、ハリウッド映画でしかアメリカを知らないと、
1の側面がアメリカであると思いがちですが
実際行ってみると2の側面もあるのがアメリカだと表現しています。
UFOや映画の知識がないと面白さが分からないところが難点ではありますが
このような政治的部分をエンターテイメントとして表現できているのは
ハリウッドに影響を受けたグレッグ・モットーラだからというところでしょうか。

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